私立恵比寿中学の魅力〜ボーカル考察編〜

どうもツマヤです。

 

私立恵比寿中学もといエビ中メンバーのそれぞれの声の魅力について、書きました。

 

2018年6月の時点でエビ中は、

真山りか安本彩花星名美怜柏木ひなた

小林歌穂中山莉子の6人で構成されています。

 

 

真山りか

 

見た目とは裏腹に芯があり力強く、時に男前な歌声を聴かせてくれます。特に”春の嵐”での彼女の歌声はそのメロディーと歌詞に相まって、アイドルに止まらない表現力に心揺さぶられます。男前な声といえば”でかどんでん”での彼女の歌声は本間にイケメン。

イケメン。

 

安本彩花

 

安定したピッチに柔らかで透き通るような歌声と、時にエモーショナルな力強い歌声、そしてコミカルなアプローチも兼ね備える表現の幅の広い彼女。個人的には彼女のコミカルなアプローチが好き。特にライブの制服”報連相”ファンクでの「石座るなら」「川流れてる」は最高です。ここだけ繰り返して何回も聴いた。

マルチプレーヤー。

 

星名美怜

 

個性的な歌声を持つエビ中の中で最も女の子らしい、アイドルらしい歌声を聴かせてくれます。裏を返せば、個性的ではないと取れるのかもしれないけど、アイドルソングを歌うエビ中にとっては最も重要な歌声であり、この年頃のリアルな女の子の歌声であるからこそエビ中の音楽をアイドルソングたらしめているのだと思う。声もパフォーマンスも一番アイドルしてて可愛い。

ザ・アイドル。

 

柏木ひなた

 

歌唱力という点ではメンバーの中でも一線を画していると思います。彼女の歌唱力がエビ中の楽曲の音楽的なクオリティを1段も2段も上げているのではないかと。純粋に音楽、歌としての説得力がある。そして彼女の魅力はそのキャラクターとのギャップですよね。エビ中の歌姫です。

ディーバ。

 

小林歌穂

 

声、という点ではメンバーの中でも最も個性的かもしれない。加入当初は、その声質が彼女の個性のように思えたけど、最近思う彼女の魅力は、その独自のグルーヴ感。そのキャラから生まれたかのような天然グルーヴに気づいたのは、”でかどんでん”のライブにおける彼女の「here we go now」の部分です。緩くやっているような絶妙なグルーヴ感。才能が開花した瞬間を見た気がしました。

天然グルーヴ。

 

中山莉子

 

彼女の魅力はピッチの狭さです。ピッチが狭いからこそ声を張り上げた特の、正しいとされる音程にギリギリ届くか届かないかの音のせめぎ合いがあり、歌という行為の最も感情的な部分を彼女は表現しています。そして顔をくしゃくしゃにして歌う姿にいつもグッとくる。

エモ可愛い。

 

こうして文章にしてみるとエビ中の歌声がどれだけ個性的で、かつグループとしてバランスが良いのかを再確認できたような気がします。

そして文章の熱量で推しがばれる。

皆んな好きですよ。

まあ強いて言うなら安本さんは魅力的ですね〜。

 

そしてエビ中の魅力は彼女達がもの凄いスピードで進化、成長していること。これはアイドルという存在全てに共通する事だと思うけど、成長し声が変わり、エンターテイメントを通して様々な経験をし、技術を磨き、表現力を手にした彼女達のパフォーマンスは、もはやコンセプトである「永遠の中学生」「学芸会」とは呼べない域まで達している。それはアイドルという存在のエビ中にとってはある意味致命的とも取れるけど、その進化、成長する一瞬一瞬が見逃せないのもまたアイドルの、エビ中の刹那的な魅力だと思う。

 

新曲”でかどんでん”ではそんな彼女達の個性的な歌声が存分に楽しめますよね。

タイトルからして、久しぶりにコミカル路線の曲かと思いきや、間違いなく格好いい曲です。6人となった新生エビ中の可愛らしさと格好良さが存分に詰まってます。

 


私立恵比寿中学「でかどんでん」MV

 

 

でかどんでん

でかどんでん

  • provided courtesy of iTunes

 

私立恵比寿中学の魅力〜楽曲考察①仮契約のシンデレラ編〜

はじめましてツマヤです。

 

いきなりですが私立恵比寿中学ついて書きます。

最近エビ中や他のアイドルソングを聴いていて、アイドルという文化について色々思うものがあったのですが、自分の中で一端整理したくなり、ブログを始めてみました。

その様々な活動から、あらゆる視点で語られるアイドルですが、僕自身アイドル好きである以前に音楽好きであることから、主に音楽という角度から書いていこうと思います。

 

 

私立恵比寿中学。通称エビ中。幾度のメンバーチェンジを経て、

現在は6人で活動する女性アイドルグループです。

 

僕がエビ中にハマるキッカケになった楽曲は

2012年発表の”仮契約のシンデレラ”です。

 

期限を定められ、いずれ消費されるアイドルという刹那的な存在を、アイドル自身が歌うこの曲には、アイドル文化の面白さ、可愛らしさと儚さ、そして無邪気さと残酷さという魅力が集約されていると思います。

 


私立恵比寿中学 『仮契約のシンデレラ(ショートバージョン)』

 

メンバーによる台詞や、可愛らしいワルツへの展開等、様々なアイデアによって構成されたこの曲はまるでミュージカルのようで、一聴したところはそのポップな世界観がこの曲の主な魅力なのですが、個人的に思うこの曲の肝は、2番サビ後の展開、動画では3:00からの間奏に当たるシンセソロです。2番サビまでに盛り上がってきた感情を一気に爆発させるかのようなこのシンセのメロディーは、この曲が決してポップなだけではなく、シリアスなものを秘めているという事を匂わせているように聴こえるんですよね。楽曲のテンポも速く、目まぐるしく動くメロディーなんですが、その速さも含めてとても儚げで、切ないメロディーなんです。このメロディーが、仮契約のシンデレラであるということ、アイドルであるということは、華やかな存在であると同時に、それはとても儚い存在であるということを表現しているように聴こえるのです。そしてこのメロディーが彼女達の声ではなく、あくまで楽器で奏でられているということも、この曲をより音楽的に深く、重層的な構造にたらしめているのではないかと思うのです。つまり純粋にメロディーのみでしか表現できないもの、言葉では決して表現できないものがあると。あとドラムとの兼ね合いも聴いていてとても気持ち良い。ミュージカル風の楽しげな世界観を彩る彼女達の歌声や台詞が主役ならば、この間奏は名脇役ではないかと。メロディーの後ろで無邪気に、仮!仮!仮!仮!と叫ぶ彼女達には、ただ無邪気なだけではない何かがそこにあるように感じられる。時間が止まって欲しいと思ってしまう、刹那的な美がある。要は可愛くて楽しくて、うるさくて無邪気で、でもちょっと切ないこの曲が大好きです。

 

 

仮契約のシンデレラ

仮契約のシンデレラ

  • provided courtesy of iTunes

 

はじめまして。

はじめましてツマヤです。

大阪生まれ大阪育ちの現在東京在住の男です。

 

 

音楽が好きです。割と何でも聴く派です。

音楽の入り口はJ-POP。時はTK全盛期。

始めて買ったCDはTM.REVOLUTIONの"HIGHPRESSURE"。

アルバムはB' zの"loose"。

B' zからハードロックを知り、メタル、パンクを通り、中学生の頃に松本孝弘と松本秀人に憧れてギターを手にする。始めて買ったギターはバーニーのレスポール。母親についてきてもらい道頓堀商店街ヤマハで購入。ひたすらhideをコピーする日々が続く。

 

マリリンマンソンを崇めていた高校生の頃、兄に進めてもらったシガーロスに衝撃を受け、黒い服を捨て、尖らせた髪を元に戻し、ポストロック〜エレクトロニカ辺りの洗礼を受ける。そう、0年代といえばエレクトロニカ全盛期。アイスランドが盛り上がってましたよね。mumが大好きです。初期のシリアス路線よりも中期のコミカル路線のmum派。

早く新譜でえへんかなあ…。

もちろんRadioheadにもハマる。

高校の音楽の発表会でCREEPを演奏する。

最近はというとメタルを聴く時間は減ったけど、NINは常にチェックしてます。いずれ、トレントレズナーは長渕剛説でも書ければと思います。(適当)

最近はTOOLが密かにマイブーム。

あとベビメタ。

 

ギターを始めた頃から教則本を入り口にブルースにのめり込み、その流れでジャズにハマり、ジャズ喫茶でバイトをしはじめる。そこからブラックミュージックにのめり込みヒップホップバンドを結成し真夜中のクラブで演奏していました。大阪での活動ということもあり、

やはり韻シストは憧れの存在でした。

 

そしてパーリーにも疲れ始めてきたその頃、転機は訪れる。J-POPにもはや何の関心も示さなかった僕の耳にたまたま飛び込んできたのは、名曲、アニメけいおん!GO!GO!MANIAC。またしても衝撃を受け、そこからアニソンにハマり、アニメを見始め、部屋がフィギュアで埋め尽くされる。読書にラノベが加わる。

大阪の電気街、日本橋に入り浸る。

そしてももクロの怪盗少女でやはり衝撃を受けアイドルにハマる。中学生の頃、こそこそ聴いていたモー娘。の再確認なんかもここでする。

こうして1人のオタクが誕生したのである。

 

ポピュラー音楽に飽きると民族音楽を掘り、民族音楽に飽きるとポピュラー音楽を掘ります。

最近は南米と中東が熱いっすね。

そしてやはりエビ中

applemusicとYouTube行脚が主な日々の活動。

 

愛用のギターはフェンダーテレキャスターとエピフォンの335。DAWはLOGIC。

音楽聴いたり作ったり、自由気ままに音楽ライフを満喫しております。

 

 

読書が好きです。最近はその時々に気になるものを読みます。

読書の入り口は、引きこもりだった10代の頃、村上春樹の世界に助けられ、恐らく4周は読破。ハルキストと思われることはあまり嬉しくない。

ちなみに騎士団長殺しはまだ読んでいない。

村上春樹から第三の新人を知り、古典に触れ

そこから海外の純文学も読み始める。

生涯の一冊はトーマスマンのトーニオ・クレーガー。最近は純文学よりも歴史、民俗学に関する本を手にする事の方が多め。

寺社仏閣巡りが趣味で古事記も仏教も大好きです。

 

好きな漫画家は志村貴子。漫画はあまり読まないのですが、志村貴子の漫画さえあれば良いと思っています。

 

 

 

というわけで自分の好きな物事を文章にしたくなり満を辞してブログをはじめました。

多分、音楽を中心に書いていくと思います。

 

つづく